有田焼の伝統を引き継ぐ名家というと、今右衛門の今泉家、柿右衛門の酒井田家、
で、この両家は、有田焼ファンではない方でもよく耳にされると思います。
有田焼には、今右衛門、柿右衛門にも劣らない、歴史と経歴のある窯がありまして…
それが、辻精磁の辻家です。 当主の方は代々「辻常陸」を、名乗られ、現在十五代です。
今右衛門が、鍋島の伝統を受け継ぐ窯で(本来は赤絵担当)、鍋島とはつまり、将軍家等、つまり武家に献上するための品々であったので、線やデザインに「骨」があるというのがその本質だとするならば、
辻家は、江戸時代から天皇家に品々を納めていたので、武家ではなく公家、つまり辻精磁の品々には、「華」があり、鍋島様式、柿右衛門様式とは違った、雅な品格があります。
そんな有田の名門、辻家の品々を見ることができる展示会が福岡で行われます。
皇室が愛した有田「辻家 謹製の器」展
会期:2014年5月22日(木)~25日(日)
場所:アクロス福岡 2階 交流ギャラリー(入場無料)
イベント:
【記念講演】5月22日(木)14時~15時 会場内
佐賀県立九州陶磁文化館 館長 鈴田由紀夫氏
「有田焼400年の歴史と辻家の名陶を語る」
5月24日(土)、25日(日)両日とも14時~14時30分
「辻家秘伝の極真焼」の披露と当主 十五代 辻常陸による解説
こういう会は、よくあってそうで実はほとんど行われていませんので、陶磁器全般に興味がある方、有田焼を知りたい方、辻精磁の品々に興味がある方、この機会に是非是非!
>> 有田焼買取 肥前屋質店
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